「相模原事件とヘイトクライム」第二章のコメント 渡邉崇大

私が第二章を読んで思ったことは、障がい者を邪魔者扱いしている人は昔から現在に至るまで多く存在し、家族であってもそのように思う人がいるという事がむなしく思いました。また、ナチス・ドイツの行っていた障がい者の虐殺は、医者が組織的に行っていたという事実を初めて知り、障がい者に対する考え方は昔から差別的なものであったということがわかった。第二章では、人々の持つ優生思想について書かれており、障がい者目線の考えなども書いてあった。そのことについて感想を述べていこうと思う。

まずはじめに家族から邪魔者扱いを受けていることについて、私は家族でも障がい者というだけで邪魔者扱いする人間がこの世にいるんだなと悲しくなった。障がい者は多くの人から厳しい視線を向けられ、苦しい思いをしている。だから、家族だけは寄り添ってあげてほしいと思った。また、ナチス・ドイツが行ってきた障がい者の虐殺は組織的に行われており、多くの人がその政策に賛成していたことがわかり、つらく思った。彼らは人を殺すという事を正当化しており、なにも悪びれることなく虐殺行為に及んでいたという事に怒りを感じた。なぜ人間のなかで優劣をつけてしまうのだろうか。障がいがあっても同じ人間であることには変わりはないのだ。

現在は昔とは違い、障がい者を支援する団体や、理解してくれる人も増えてきたと思う。自分もまだ障がいを持つ人について完全に理解しているわけではないが、少しずつ理解していきたいと思っている。また、障がい者支援の団体も行動しているので、将来、助け合うことができる社会になっていることを望んでいる。今回の章は障がい者の考え方を知ることができてよかったと思った。