「親」の作文 磯﨑未奈

社会には色々な親がいる。子どもを可愛がる親、心配する親、虐待をする親など様々だ。それとは反対に、親が好きな子ども、嫌いな子ども、また親がいない子どももいる。そして、私の両親は心配しつつも何でもやらせてくれる親で、私はそんな親が好きな子どもだと思う。
私が昔から病気がちだったからか、成長してからも両親はよく「心配」と言った。だが、進路についても私のしたいことを優先し、大変だったと思うが一人暮らしという貴重な経験もさせてくれている。私は一人暮らしをして初めて親と離れて生活をすることによって、改めて親のありがたさを感じた。大学生になるまでは全てを任せきりだったが、アルバイト、家事など自分に関わることを全て1人でやることで、親の感じていた大変さが分かったと思う。普段は素直になれないが、こういう風に親について考える機会を与えられたときには、毎度感謝の気持ちが募る。
児童生徒の中には親が嫌いな子もいるだろうが、私はこういう機会に親について考えることで、嫌い以外の感情も湧いてくるのではないかと思う。色々と多感な時期の児童生徒には、頻繁に親について考えるテーマを与えることで、親子関係の修復を図ったり、仲を深められたら良いと思う。