「人の言葉をつたえる」と先生の話を聴いた感想 磯﨑未奈
大江さんの文章を読み、先生の音声データを聞いた後に私が書いた感想を読み直してみた。すると、他の人の意見に沿ってはいるが、その意見を自分のものとして考えてはいないように感じた。それは、大江さんの言うように、文章は自分の中に沸き起こってきたものをそのまま書くというイメージがあったからだと思う。
文を書くときに参考にするものがある場合、その文を注意深くよく読み、その書き方を生かして自分の文を書くことが大切だと思う。もし、私の文が引用されてどこかに書かれているときに、本当に言いたかったことと異なって書かれていたら、少し残念な気持ちになる。また、先生が言われていたように「納得した」や「興味深かった」だけでは足りなかったと思った。それこそ、他の人の意見の表層しか見ておらず、相手の考えを受け止めきれていない。私の感想は、文のはじめに特に感想を書きたかった人の言いたかったことがまとめて書いてあるが、これでは短く書き過ぎていたように思う。感想を述べるときは、私はこういう理解をしたというように書く、あるいはその人の書き方を取り入れて書くようにしたいと考えた。
私は今まで1回読んで分からなかった箇所はもう1度読むことはあるが、全体を読み返すことはあまりなかった。単語もなんとなく意味が分かるものはスルーしていた。もしかしたら、もう1度読むことや単語を調べることで文の意味が正反対になるかもしれないと考えた。