関心のあるテーマを読んで 坪井翼
渡邉さん
私は記事を読んでいる中で、渡邊さんの理想の環境は塾では実現が難しいのではないかと考えた。
私は塾というものを、ある一定の学力を持った学生に対して効率的に学力を上げるためのサービスを提供する施設であると考えている。そして、授業は先生対大勢の生徒という講義形式のものである。この講義形式の授業は生徒側の学力の足並みがそろっているからできることである。これを貧困による教育格差が出ている生徒にまで枠を広げると、学力の足並みがそろわなくなり、生徒全員に充実したサービスを提供できなくなるのではないか。一対一の対面形式にするという手もあるが、こちらにすると講義形式のものよりも先生側の負担が大きくなり、相対的に人件費がかさんでしまい、結果的に授業料が高くなる。これでは教育格差が出てきている生徒を迎えることができなくなってしまう。
塾というものはNPOではないので、無償で運営することは出来ない。しかし、お金が払えず、塾に行けない子どもも存在する。この兼ね合いが非常に難しい問題である。この問題が解決する案ができない限り、渡邉さんの理想の塾の実現は難しいと私は考える。
馬場さん
子どもたちが主体的に学べない理由は学校で主体的な活動をした経験がないからであると私は考える。学校での生活は最悪すべて受動的に動いていても過ごせてしまう。授業でも発言をしようと思わなければただ聞いているだけでもいいのである。私はここを変えるべきであると考える。すべて大人の管理のもと子どもたちを動かすのではなく、生徒に一任して何か活動をさせてみるということをしなければ、主体的に動くことの楽しさや達成感を味わうことができないと私は考える。