9月21日 後期第2回ゼミ活動報告

 はじめまして。荒井ゼミの副ゼミ長の阿部恵大です。9月21日に行われた第2回目の荒井ゼミの活動報告をさせていただきます。
 前回の後期初回のゼミはチュートリアル的な内容となっていました。また前期はZoomによるゼミではなくゼミ専用のホームページを使って情報共有をするという形で行われていました。ですので文献を用い、それをもとに各々の声でリアルタイムの討論をするのは今回の後期第2回目が初めてです。そのため、後期第2回目のゼミではありながら、ある意味で初めてのゼミ活動であると言えます。そんな初めての本格的なゼミ活動では、苅谷剛彦さんの『アメリカの大学.ニッポンの大学』という文献の「TAによる大学の授業」という部分に焦点を当て、それを読みどのように考えたのか、またどのような感想を持ったのかについて共有し合い、日本の大学とアメリカの大学の違いや日本の大学の勉強スタイルの弱点などについて話し合いました。
 話し合いの内容は様々でしたが、その中で盛り上がったと感じたのが1・2年生のときにそれぞれどのような学習を経験したのかについての情報共有でした。特に基礎演習の話が中心で、それぞれが受けた基礎演習がどのような内容であったのか、また学生たちは積極的に参加をしていたのかなどについての情報を共有しました。そしてその話が発展して日本の大学生の学習における非積極性についての話となり、何を目的に大学を通うのかというような日本の大学生が大学に通う意味について就職活動や日本の社会的背景を踏まえながら意見を出し合い討論をしました。今回は解決策を出すということではなく、それぞれが何を感じ、どのように考えたのかについて率直な意見を出し合い、文献に対してだけではなく他の人の意見に対しても「なぜ」や「どうして」というような疑問を持つ力を鍛えることができたのではないかと私は考えました。
 正直ゼミ生同士お互いについてほとんど知りません。そのため討論もまだ満足できるような形にはなっていません。しかし今後はリアルタイムでちゃんとお互いの意見を「声」で聞くことができるので少しずつゼミが成長することができるのではないでしょうか。以上で9月21日に行われた後期第2回ゼミ活動報告を終わりにします。