日本フィルハーモニー交響楽団70周年記念特別演奏会を聴く

日本フィルハーモニー交響楽団70周年記念特別演奏会・ベートーヴェン作曲「第9交響曲」(マーラー修正版)演奏会に行ってきました。指揮は首席指揮者のカーチュン・ウォンでした。

マーラー修正版ははじめてでしたので期待していました。「スコアのままではベートーヴェンの意図が実現できないいろいろな問題がある」として、修正を試みたワーグナーやマーラーがいました。マーラーの場合「問題」とは「ベートーヴェンが期待した音と演奏された音」との違いで、オリジナルを可能な限り尊重した上での修正、ということでした。

実際聴いてみると、楽器の編成(例えばホルンが8本!ティンパニが2台!など)、強弱・表情指示の変化、などなどでした。その結果、間違いなく圧倒的な迫力サウンドが生まれたことは確かでした。

さらにいえば、指揮者のカーチュン・ウォンの音づくりは見事でした。骨格のしっかりした堂々とした音でした。最近の指揮者にみられるような「軽い・テンポアップしたベートーヴェン」とは対象的でした。アンコールの拍手は鳴り止みませんでした(写真は許可を得た上での撮影です)。