最近の読書から
最近の読書です。テーマはありません。気の赴くままに読んでいます。セイゴウさんの逝去は本当に残念。多読家と知られる彼の読書論は一読に値します。ネット上にあるセイゴウさんの「千夜千冊」はものすごく面白いページですが、本書はそれを本にしたような内容。名著の中の名言が煌めく星のように出てくる。読書欲の涌く一冊。若宮正子さんの一冊はとても元気なおばあさん(失礼!)の活動記録のような一冊。私にはとても真似できないな。故大江健三郎さんの『親密な手紙』は自伝風でもあるが随所に大江さんのお付き合いのあった方からの「親密な手紙」が紹介されている。頻繁に登場してくるお一人が渡辺一男先生。「狂気について」を再読したくなって読んでみた一冊。やはりこの本の第三部は現在においての必読だとあらためて思った。田辺聖子さんの本は、いよいよ私も老後を本気になって心配しはじめた証。生き方(老い方)のヒントになる。故半藤一利さんの最後の一冊は、昭和史・戦争史の大家になる分かりやすいすぐ読める一冊。この年末年始は半藤さんの本を読み続けようと決意した一冊。