名倉さん 阿部さん 志賀さんの関心のあるテーマを読んで 馬場朝日

名倉さん
 高校時代の素晴らしい恩師に出会えたことはとても誇れることだが、関心のあるテーマを述べる上で必要な内容なのかに疑問を持った。1段落目と2段落目に繋がりがないように思えた。
 関心のあるテーマについては、名倉さんの知識量やテーマに関心があることを強く感じられた。「公民館が減り続けた場合、人々の生涯学習のあり方はどう変化するのか」とあるが、人口が減れば公民館も需要がなくなり、生涯学習をする人すらいなくなるので変化もなにもないのではないかと考えた。また、「コミュニティの場を失う」とあるが、人口が少ない地域は、公民館があってもなくても集まる人自体が少ないので関係ないのではないかと考えた。私の田舎の実家は、人口が減り続けている地域である。公民館は存在するが、そこに集まる人すらおらず、公民館が特に機能している様子はない。公民館が生涯学習をする場所というのに疑問を感じた。都会にある公民館と消滅しそうな都市にある公民館は全く違うのである。そういったことも今後調べて欲しいと思った。

阿部さん
 中学の頃から図書に興味を持ち、今現在も図書についての問題を取り上げようとしていることから、ずっと図書に興味を持ち続けていたことが伝わった。読書習慣がなくなっているというのは耳にしたことがあるが、何を判断基準に読書習慣がなくなっているのかわからない。例えば、学校図書館の利用率だけで判断していたら、それは間違っていると思う。学生が本に触れる機会は、学校図書館だけではないからである。図書館の利用率だけで判断している場合が多いと思う。だから、阿部さんには、どのような調査をした結果が、読書習慣がなくなってきているといえるのかを調べ、その調査方法は正しいのかを今後、述べて欲しい。それを調べた上で、なぜそうなっているのか、どうやったら改善されるのかを阿部さんなりに展開していって欲しいと思う。本や図書館の将来を心配しているという見方はとても大切なことだと思った。

志賀さん
 教師を目指す上で、生半可な気持ちで目指していないことがとても良いことだと思った。学校だけでなく、その目線を家庭へと向けることも教育者として欠かせないことだと思う。また、子どもを見る上で、様々な要因を取り上げてゼミ論を進めようとしている点も大切なことだと思った。しかし、あまり多くのことを取り上げすぎてしまうとテーマがぶれてしまうので、様々な要因を結びつけて、進めて欲しい。3段落目の保護者以外の大人からの愛をうけることができる環境というのは、非常に難しいと思うが、それも志賀さんなりの考えを展開して欲しいと思う。自分や他の方の関心テーマよりも多くの要因が登場したため、調べることが多いとは思うが、書き終えたら興味深い論文になると思った。