関心のあるテーマを読んで 磯﨑未奈
星野さん
星野さんは、第2段落の終わりに学歴社会の風潮は「学生の将来の多様さを阻害してしまう壁」になってしまうと述べている。だが、第2段落の中盤では「現代は進学すればする程、就職の選択肢が増える世の中」と述べている。この文から、私は進学をすれば様々な職種から就職先を選択できるようになるので学生の将来の多様さはむしろ広がっていくと考えたが、学歴社会がどういう意味で多様さを阻害する壁になるのかが分からなかった。
全体を読み、「学歴社会は子どもの教育にどのように関与しているのか」というより、「学歴社会は子どもの将来にどのように関与していくのか」というイメージをもった。学歴社会が子どもの教育にどのように関与しているのかということを考えるなら、焦点は子どもではなくその子どもに教育を施す、学歴社会を構成している親に当てるべきではないだろうか。だが、学歴社会によって子どもにもその家庭にも大きな影響があることは事実である。学びたいテーマをもっと具体的にして、学歴社会について深めていってほしいと思う。
坪井さん
デジタル教科書のメリット・デメリットを比較して、教育に必要なものなのかを考えることはとても面白いと思った。だが、法が施行されたことにより、これからは紙の教科書に代わってデジタル教科書が主流になっていくと予想した理由が分からなかった。デジタル教科書の普及には、ネットワークの整備やデバイスの導入をはじめ課題が山積みで、私はデジタル教科書が主流となるのは難しいと考えた。
デジタル教科書の「動く」という面が、メリットにもデメリットにもなり得ることを知った。また、算数や理科などでは動画を用いて分かりやすく学習することが出来るが、文系科目ではどのように使うのか疑問に思った。デジタル教科書が必要なのかということを考えると同時に、どのように使ったら効果的に学習を進めることが出来るのかということを考えても良いと思った。