関心のあるテーマ 高橋良汰
私は教師と子どもの関係について関心がある。私は中学校、高校と進学するにつれて人間について知りたくなった。人間についてというのはどういう構造をしていてというような化学や医療のことではなく、なんでこういう行動をするのかその行動の理由や人と人との関係などである。なぜ気になったかというと高校生の時の出来事が大きく関係している。私の学校は3年間クラス替えがないところで学級委員長もそれもありほぼほぼ変わらなかったが、他のクラスとはクラスの雰囲気が違っていて、行事の時私が想像しているのは楽しくわいわいやろうといういわば思い出作りのイメージだったのだが私のクラスは文化祭で何か作るとなるとすべて仕事のように振り分けられこなしできてないと委員長に怒られる。いつもピリピリしていた。それに普通に怒られている友達といそいそと働いている友達と。異様な光景だった。文化祭の時期はそれが3年連続で続いた。優秀賞を取ったが委員長が頑張ったから当たり前のような顔で表彰状をもらっていたのを覚えている。私は部活との兼ね合いであまりクラスには関われていなかったがおかしいなとずっと思っていた。なんで友達に対して怒るのだろうかまるで感情を取られたみたいな感じだった。こういう友達は高校で初めて出会って3年間過ごしてきた。先生になりたいという夢もあり人間とはどういうものなのだろうと思うようになった。
3年生からこのゼミに入ることになり相模原事件を読んだ時悪いことをした人間にも子どもだった時があって通ってた学校の先生がいる。仲良かったかそうでないかはわからないがお世話になった先生は将来悪いことをするとは思ってないだろうがその先生はどう思うのかなと第一に思った。責任を感じるのか、子どもの時から恐ろしい考えを持っていたか、いろいろ考えた。もし当時先生との関係がしっかりあったなら悪いことを起こさなかったのかななど。私は教師と子どもの関係の中でクラスの中の1人の子どもという目線であってはいけないと考える。子どもにとってクラスの先生は1人であるため互いの目線の位置が違ってきてしまう。また先生と子どもの関係は親と子より特別だと思う。学校でしか会わないし、卒業したらもう会わないかもしれないその少しの期間の中で関係を築くためにはどのようなことが大事なのか、これは私が気になっている人間についてにも繋がる気がする。教師になるためにも私自身が人間として成長するためにもこの教師と子どもの関係についてというテーマを考えていきたい。